要約

株式投資2年生の教科書

「投資がブームだから、流行りの米国株を買ってみたよ!」
「勧められたからiDeCo始めたけど、あんまりお金が増えていない・・・」

投資を始めてみたのはいいけど思ったよりも利益が出ていなかったり、このまま投資し続けても大丈夫なのか悩んでいませんか?

本書は少しは投資を経験したことのある「株式投資2年生」が直面しやすい悩みを解決してくれる投資ノウハウ本です。

陥りがちな失敗や解決方法が数多く紹介されているので、再現性高く資産形成を加速させる原動力になることでしょう。

\この記事はこんな方におすすめです/

  • 株式投資を始めたての人
  • 米国インデックスファンドに投資しておけばいいと思っている人
  • 株式投資で失敗したくない人
  • 運用利益がマイナスになっている人

『株式投資2年生の教科書』について

本書について本書は1年で登録者数9万人を突破した投資系YouTuberである児玉氏の初の著書です。

児玉氏が投資を始めてから経験したあらゆる成功と失敗をもとにした、どんな時代でも普遍的に通用する投資スタイルがまとめられています。

少し難しい専門用語にもわかりやすい解説がついているので、投資初心者にとって最高の教材になることでしょう。

  • 著者:児玉一希
  • 価格:1,650円
  • 発売日:2023年2月28日
  • ページ数:186ページ
株式投資2年生の教科書
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『株式投資2年生の教科書』の目次:

  1. つみたてNISA、iDeCo、インデックス投資の落とし穴ー「みんな、やっているから」が最も危険
  2. 累計2万人以上の受講生から見る「投資2年生」がやりがちな失敗 ー偏った情報に振り回され、チャンス損失どころか大損害を被った実例の数々
  3. 資産形成が加速する個別株投資をやってみよう! ―思ったよりも手堅く、難しくない個別株投資の世界
  4. これが結論! 株は「地合い」が9割 ―地合いなくして、チャートも何もない
  5. 時を味方につける「増配株」のパワー ー高配当、増配ならOKというほど単純にあらず。勝率を上げるための必要最低限の知識
  6. 投資2年生が知っておきたい実際の相場への心構え5カ条―長く冷静に勝ち続ける人が必ず意識していること

【要約】株式投資2年生の教科書

本書では株式投資2年生がハマりがちな落とし穴や失敗への対策方法について、児玉氏が提唱する再現性の高い投資スタイルを紹介しています。

この記事では本書の内容を5点に要約して1つずつ解説します。

  • 株式投資2年生が陥る失敗パターン4選
  • 積立投資の落とし穴
  • 高配当・増配株への投資で資産形成は加速する株は地合が9割
  • 投資2年生におすすめの5つの心構え

株式投資2年生が陥る失敗パターン4選

児玉氏は「株式投資2年生」が陥りやすい典型的な4つの失敗パターンを紹介しています。

  1. SNSで話題の銘柄に振り回される
  2. 成功ストーリーや夢ばかり見ている
  3. チャートの形しか見ていない
  4. 短期売買ばかりする

1つずつ詳しく解説します。

SNSで話題の銘柄に振り回される

SNSは感情に訴えかけるメディアです。

目を引くような華やかで話題性のある情報に人気が集まるので、投資価値のある優良な銘柄ではなく、ただ流行っているだけの銘柄を高値で買ってしまいがちです。

特に人はポジティブな内容よりもネガティブなものに惹きつけられやすいので「暴落」や「バブル崩壊」「大損失」などが並んでいる時には注意してください。

対策として児玉氏は日中にSNSの情報を見ないことを推奨しています。
本当に有益な情報は簡単に見つかるものではなく、SNSに転がっているものではありません。

自分の人生を有意義に過ごすためにも、一定の距離を置くのがおすすめです。

成功ストーリーや夢ばかり見ている

株式投資では、将来大きく伸びる会社に投資すれば大きなリターンを得られます。

株式投資2年生は楽観的なストーリーで会社の実態を無視して投資してしまい、大きく損しがちです。

事業が有望であっても会社自体が赤字でビジネスとして成り立っていないことはよくあるので気をつけるようにしましょう。

チャートの形しか見ていない

株式投資2年生はチャート情報のみを頼りに投資判断しがちです。

児玉氏は、同じチャートは二度と来ないので過去の成功パターンからチャートだけで判断するのは非常に危険だとしています。

相場環境や企業の成長性、株価の割安さなどを企業情報から分析した上で、投資タイミングの参考のためにチャートを使うようにしましょう。

短期売買ばかりする

投資2年生は短期売買によって損することが多いです。

短期売買で利益を得るには、参加者同士でお金の取り合いをしなければいけません。
ギャンブル要素が高く、取引を繰り返すほど手数料も取られてしまうので損する可能性が高いです。
利益確定を焦って、その後の大きな上昇を取り逃すことも起きてしまうでしょう。

児玉氏は優良な銘柄を暴落時のみ買う中長期投資を推奨しています。
優秀な企業を割安な株価で購入すれば再現性が高く成功しやすいです。

ついつい短期売買を繰り返して損してしまう人は、腰を据えた中長期投資にチャレンジしてみるといいでしょう。

積立投資の落とし穴

投資を始めたばかりの初心者に人気のある「つみたてNISAやiDeCoで米国インデックスファンドに長期投資」ですが、児玉氏は大きな3つの落とし穴があると指摘しています。

  1. 積立投資は時間がかかりリターンが少ない
  2. S&P500は万能ではない
  3. 同じ相場は絶対来ない

1つずつ詳しく解説します。

積立投資は時間がかかりリターンが少ない

米国インデックスファンドに積立投資するメリットは次の3つです。

  • 少ない元手でも始められる
  • ドルコスト平均法による投資タイミングの分散でリスクを下げられる
  • 長期投資による複利効果で大きなリターンが期待できる

たくさんメリットがあるように見えますが「時間がかかるわりにリターンが限定的である」という致命的なデメリットがあります。

下記の表は、毎月3万円を年平均5%上昇するインデックスファンドに積立投資したシュミレーション結果です。

投資期間 積立総額 運用利益 投資総額
5年 180万円 24万円 204万円
10年 360万円 105.8万円 465.8万円
20年 720万円 513.1万円 1233.1万円
30年 1,080万円 1,416.8万円 2,496.8万円

始めは小さな運用利益ですが、30年間積み立て続けることで運用利益が積立総額を上回るようになります。

魅力的に見えますが、運用利益が積み立てた金額以上になるまで30年近くかかりますし、為替による損失で利益の多くを失ってしまう可能性もあります。

積立投資には少ない資産から始められるメリットがあるので、特性をよく理解した上で取り組むようにしましょう。

S&P500は万能ではない

S&P500はインデックス投資家に人気の指数です。

圧倒的な投資パフォーマンスと将来性を期待させてくれるS&P500ですが、児玉氏は次のデメリットを指摘しています。

  • 定期的に長期間の停滞局面が訪れている
  • 一時的に半値になることがある
  • 現在の好調なパフォーマンスは一部の大型株のおかげ
  • 過去10年の上昇は低金利のおかげ
  • 為替変動で大きな損失を抱える可能性がある

代表的な2000年のITバブル崩壊では7年程度、2008年のリーマンショックで4年程度と合わせて10年以上の間、S&P500は停滞し続けています。

近年のS&P500の圧倒的なパフォーマンスはAmazonやAppleなど一部の大型ハイテク株によるものです。

長期間の低迷や為替変動によっては大きな損失を抱えてしまう可能性があるので、S&P500に投資しておけば大丈夫とは言い切れません。

流行りに流されることなくリスクを理解した上でS&P500に投資するようにしましょう。

同じ相場は絶対来ない

米国インデックスファンドへの積立投資が推奨されているのは、長期間投成長してきた過去のデータを参考にしているからです。

同じ相場は絶対来ないということを、長く投資を続けたいのであれば忘れてはいけません。

実際に30年前は日本企業の多くが株式市場の上位を占めていましたが、現在ではほとんど見られません。

米国も同じで、30年後のリターンが確約されているわけではないことを理解した上で積立投資に取り組むようにしましょう。

高配当・増配株への投資で資産形成は加速する

児玉氏は再現性高く投資で成功するために、優良な高配当・増配株への中長期投資を推奨しています。

本書ではおすすめする理由と具体的な投資手法について数多く書かれていますが、この記事では次の4点に絞って解説します。

  1. 個別株投資でリスクを防ぐ方法
  2. 安定型高配当株の魅力
  3. 成長型増配株のメリット
  4. 企業業績で見るべき10のポイント

個別株投資でリスクを防ぐ方法

個別株投資はインデックス投資に比べて大きなリターンが期待できますが、代わりに大きなリスクを抱えなければいけません。

児玉氏は、次の5点に注意すればリスクを最小限にできるとしています。

  1. 成長性のある業界を選ぶ
  2. 高配当・増配株を選ぶ
  3. 銘柄・業種を分散する
  4. 割安な時だけ買う
  5. 投資する理由を明確にして、覆れば売る
成長性のある業界を選ぶ

成長性のある業界に投資すれば長期投資の勝率を大きく上げられます。

「新聞業界」と「Web業界」で今後利益が伸びそうなのはWeb業界と判断できます。

成長速度が急成長である必要はありませんが、将来が期待できない業界に投資するのは避けるようにしましょう。

高配当・増配株を選ぶ

高配当であったり、毎年配当金を増配できるような企業は「事業として安定していて、利益が伸び続けている」と分析できます。

長期で個別株を保有するために、安定性と成長性の両立が狙える高配当・増配株への投資は最適といえるでしょう。

銘柄・業種を分散する

個別株投資は万が一の事態があった時に致命傷を負ってしまうことがあります。
1銘柄のみだと運用資産の全額を失ってしまうことも起こりえます。

致命傷を避けるために複数の銘柄に投資することが必要ですが、できる限り業種も分散させる方がおすすめです。

複数の銀行株を持っていて、金融危機など銀行が大ダメージを受ける事態が起きてしまうと、所有している全ての銀行株が暴落してしまいます。

銀行・商社・通信・日用品・エネルギーなど、複数の業種に分散して投資すれば致命傷を避けやすくなるでしょう。

割安な時だけ買う

損失リスクを下げるために、できる限り割安な価格で購入することがおすすめです。

株価は企業の価値によって価格が決まりますが、社会情勢などの要因で一時的に低い株価で取引されていることがあります。

企業の価値自体が下がっているわけではないので、損する確率は大きく下がることでしょう。

投資する理由を明確にして、覆れば売る

児玉氏は次のように投資する理由を明確にすることを推奨しています。

  • 配当利回りが4%を超えていたから
  • 大きな成長が期待できるから
  • シェアNo.1で今後10年は抜かれなさそうだから

購入した理由が覆ったらすぐに売ることで、新たな投資の種銭にして損失を最小限にします。

自分の頭で判断して投資しているので、仮に上手くいかなくても理由を分析して次の投資に生かすことが可能です。

試行錯誤を繰り返すことで、どんどん失敗しづらくなっていくでしょう。

安定型高配当株の魅力

児玉氏が推奨する安定型高配当株には次の魅力があります。

  • 安定して高い配当金が期待できる
  • 頻繁な売買が必要ではない
  • 株価が安定している
  • リタイア後などで長く安定した収入が欲しい人には最適な投資先の1つといえます。

安定型高配当株を選ぶためには、次の3点に注意が必要です。

  • ディフェンシブな業種である
  • 高配当であり配当性向が低い
  • マーケットを独占(寡占)している

上記3つのポイントに注意すれば、長期間安定して高い配当金を払ってくれる企業を見つけることができます。

投資の世界に絶対はありません。
児玉氏は前提が変わったらすぐに売却することを推奨していので、様々な変化に気をつけながら安定型高配当株の魅力を堪能しましょう。

成長型増配株のメリット

高い成長が見込める増配株には次のメリットがあります。

  • 高いキャピタルゲインが見込める
  • 配当の増加によって将来的に高い配当金が期待できる

児玉氏は成長型増配株を購入するときは次のポイントに注意するように述べています。

  • 1株あたりの利益(EPS)
  • 配当金の伸び

1株あたりの利益が長期間にわたって伸び続けている企業は、事業が成長し続けている可能性が高く、配当金も合わせて伸び続けている企業は、株主還元を意識しているので今後も配当金を増やし続けてくれる可能性が高いです。

時間とともに魅力が磨かれていく成長型増配株は、結果が出るまでの時間に余裕がある人にうってつけの投資といえるでしょう。

企業業績で見るべき10のポイント

個別株投資を成功させるためには企業分析は必要不可欠で、数多くの指標を参考にしなければいけません。

本書では初心者が押さえるべき10の指標を紹介しています。

  1. 売上高
  2. 海外売上
  3. 営業利益
  4. 自己資本比率
  5. ROE(自己資本利益率)
  6. キャッシュフロー
  7. 配当利回り
  8. 配当性向
  9. 連続増配記録
  10. 隠れ増配

それぞれの指標の具体的な分析方法が紹介されていますが、共通して「企業がいかに盤石な体制で、安定して利益を残せる事業を健全なシステムで運用しているか」を見ています。

児玉氏が推奨する高配当・増配株への中長期投資には、優良な企業かの判断が欠かせませんので、本書を読んで勉強するのがおすすめです。

株は地合いが9割

児玉氏は次の3点から株は地合いが9割であると結論づけていています。

  1. 株価を決める3つの要素
  2. 株式市場は「噂で買って事実で売る」
  3. 大底で買う3つのポイント

1つずつ解説していきます。

株価を決める3つの要素

児玉氏は、次の3点が株価の動きを決める要因であるとしています。

  • 個社要因
  • 需給要因
  • 地合い要因
個社要因

個社要因とは、個別企業に関するニュースや発表で株価に影響を与えるものを指し、業績の良し悪しや将来の見通し、企業の不祥事などが当てはまります。

株価が年間で10倍になったり半値以下になったりなど、大きな要因の1つです。

需給要因

需給要因は銘柄の業績など関係なく、需要(買い)と供給(売り)のバランスだけで株価が動くようなものを指します。

社会情勢などが原因で売買が頻繁に行われるようになると、ちょっとしたことでも大きく株価が動きます。
需給要因は個社要因とセットで発生することが多いです。

地合い要因

地合いとは株式市場全体の好不調を表します。

良い銘柄を見つけることは大前提ですが、株価が上がりやすい「地合いがいい」時期に投資すれば最も簡単に利益を得ることができます。

企業の業績がよくても株価が下がってしまう時は、地合い要因が絡んでいることが多いので注意して投資するようにしましょう。

株式市場は「噂で買って事実で売る」

株式市場は現実世界よりも早く動くことが多く、次の表のようになることも珍しくありません。

ニュース 株価
好材料 下がる
悪材料 急落していたのが反転して上昇

市場は「噂で買い、事実で売る」という動きをします。
予想や推測に基づいて動き、その情報が事実として確定するときに反応するという性質が原因です。

ただし、株価の反応が継続的なものなのか一時的なものなのか、個別要因によるものなのか、地合いによるものなのか考えるクセをつけましょう。
失敗する確率が大幅に下がり、安定した運用に繋がります。

大底で買う3つのポイント

株価の最安値で買うことができれば、成功確率を大きく上げられます。

ただし、大底を狙うには暴落局面で買い向かうことになるので、普通は心理的に抵抗があり誰にでも簡単にできるものではありません。

児玉氏は大底で買うためには3つのポイントが重要であると述べています。

  1. 指標
  2. 個別のファンダメンタルズ
  3. 勇気
指標

児玉氏は次の指標を分析することで大底のシグナルを見極められるとしています。

  • 日経平均騰落レシオ
  • 日経平均PER
  • 日経平均PBR
  • 恐怖指数(VIX)

上記の指標で地合いをある程度把握することができるので、最適なタイミングで投資しやすくなります。

一時的に含み損を抱える可能性はありますが、長期間持ち続ければ株価は回復してくる可能性が高いので辛抱強く持ち続けるようにしましょう。

個別のファンダメンタルズ

地合いだけではなく個別企業の分析を忘れてはいけません。

児玉氏は重要なポイントとして次の4つをあげています。

  • 暴落局面でも稼げているのか
  • 財務に問題がなく配当金が払えているのか
  • セクターローテーションは問題ないか
  • 特定の業種に偏っていないか

どんな状況になっても稼ぐ力があり、盤石な財務体制で株主還元を重視している企業であれば安定した配当金に期待できます。

業種によっては金利が上昇している場面や不景気の場面など、株価が伸びやすい相場サイクル(セクターローテーション)があるので、分散して偏らないようにしましょう。

勇気

大底で買うためには勇気が不可欠です。
どこまで分析や準備を行っても、最後は思い切って買う勇気がなければ暴落局面に買い進めることはできません。

恐怖の中で手にした経験はのちの株式投資で間違いなく生かすことができます。
いきなり大金を投じる必要はないので、少しずつ勇気を出して購入してみましょう。

投資2年生におすすめの5つの心構え

児玉氏は本書の最後で、投資2年生に向けた5つの心構えを紹介しています。
この記事では次の3つに絞って解説します。

  1. こんな金、くれてやる!
  2. 徹底的に天邪鬼であれ
  3. 常に変化し続ける

こんな金、くれてやる!

投資で成功するには損することを恐れていてはいけません。

リスクのないところにリターンはありません。
未来は誰にもわからないので、思ったように株価が動かずに大きく損してしまうこともあるでしょう。

大切なのは「最終的にはきっちり利益を得ること」で、一時的な損を気にする必要はありません。

「損したくない!」という気持ちを捨てて投資した会社にお金をあげるくらいの感覚でいる方が、最終的には長期保有できることが多いです。

あくまでも長期的には上昇が見込める優良な銘柄を選ぶことが必要になりますが、目先の利益に一喜一憂することなく、冷静に判断できるように損を受け入れる覚悟を持ちましょう。

徹底的に天邪鬼であれ

株式投資で成功するためには、多くの投資家と逆の行動を取れるようにならなければいけません。

投資には様々な格言があります。

  • 銃声が鳴ったら買え
  • 人が貪欲な時は慎重に人が恐れている時は貪欲に
  • 市場に逆らうことが成功の鍵である

上記は全て大衆とは真逆の行動を取ることで株式投資で成功できることを教えてくれています。

株価は需要と供給のバランスで決まるので、全員が強欲になって買いたい時は企業の価値以上に株価は上がりますし、全員が恐怖を感じて売りたい時は割安な値段まで株価は下がります。

「〇〇投資は終わった」「この業種に投資しても儲からない」
見向きもされなくなった銘柄や業種の中から、優良な投資先を見つけられる天邪鬼になれたら大きな利益は目の前です。

大衆の感情に振り回されずに、冷静な投資を心がけるようになりましょう。

常に変化し続ける

相場は常に変化し続けているので、過去と同じ成功法則が当てはまるとは限りません。

もちろん本書で紹介されている「優良な高配当・増配株に集中投資」も未来永劫ずっと上手くいくことはないでしょう。

成功し続ける投資家に求められるのは、常に勉強して環境に合わせて少しずつ変化していく柔軟性です。

過去の成功法則に囚われることなく、投資を続けられるように頑張っていきましょう。

まとめ

まとめこの記事では本書の内容を5点に要約して解説してきました。

  • 株式投資2年生が陥る失敗パターン4選
  • 積立投資の落とし穴
  • 高配当・増配株への投資で資産形成は加速する
  • 株は地合が9割
  • 投資2年生におすすめの5つの心構え

株式投資は非常に奥深く、9割の投資家が損をするといわれる厳しい世界です。

1年目には上手くいっても、2年・3年と時を重ねるにつれて利益を出し続けられる人はどんどん少なくなります。

株式投資成功の鍵を握るのは1本の軸です。

投資とはあくまでも「企業を応援」すること。
世界的に有名な投資家の大半が長期投資家であるのは、どんな時代でも長く稼ぎ続けられる強い企業に惚れて応援しているからです。

もちろん見返りの配当金や売却益を目的にはしていますが、応援の気持ちを忘れてしまうと成功し続けられないでしょう。

ギャンブルではなく応援したい企業へ投資。

本書を参考にして、投資の世界を広げてみるのはいかがでしょうか?

株式投資2年生の教科書
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