「会社員を続けながらコツコツ資産形成がしたい」
「配当金生活に憧れるけどどんな銘柄を買えば良いかわからない」
著者の長期株投資さんも最初の投資額は5万円、受取配当金額は数百円からスタートしました。18年かけて資産形成を続けた結果、今では年間配当金200万円以上を達成しています!
本書を読めば、あなたも夢の配当金生活への第一歩を踏み出すことができるでしょう。
\この記事はこんな方におすすめです/
- 配当金生活に憧れがある人
- 短期トレードではなく長期投資で資産形成したい人
- 会社員を続けながら高配当株投資に挑戦したい人
- 米国株でなく日本の個別株投資に興味がある人
『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』について

- 著者:長期株投資
- 価格:1650円
- 発売日:2022/2/2
- ページ数:243ページ

『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』の目次:
- 【第1章】市場にフルボッコされつつ、年間配当200万円超えになるまで
- 【第2章】リスク回避率を10倍上げる「3つの投資指標」
- 【第3章】「長期保有に適した銘柄」をサクッと見抜く12ヵ条
- 【第4章】否応なく投資を継続できる「仕組み作り」8つの掟
- 【第5章】暴落を「数値化」してピンチをチャンスに変える技術
- 【第6章】18年投資をしてたどりついた「死ぬまで持ちたい銘柄17」
- 【第7章】もしも私が今、ゼロから配当投資をスタートするなら
- 【第8章】最強の投資メンタルを作る「投資賢者の名言」
【要約】オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資
本書は8つの章で構成されており、以下の4点に要約して解説します
- 日本高配当株の魅力!なぜ米国株ではなく日本株を買うのか?
- どんな銘柄を買えば良い?長期投資に適した銘柄の選び方
- 投資を継続できる仕組みを作ろう
- ゼロから配当投資をスタートするならどうする!具体的3ステップをご紹介
日本高配当株の魅力!なぜ米国株ではなく日本株を買うのか?
本書では、日本の高配当株が推奨されています。
なぜ人気の米国株ではなく、日本株への投資を行っているのでしょうか?
メリット①税制上有利となっている
1つ目のメリットは日本株の方が海外への投資と比べて税制上有利になっていることです。
日本株だと配当金に対する税金は20%なのに対して、米国株だと28%が売却益・配当金に対して課税されます。
仮に100円の配当金があるとしたら、日本株なら80円が収入となりますが、米国株の場合は、米国と日本で二重に課税されてしまうため、手取りは72円となってしまいます。この税率の違いは長期的なリターンに大きな影響を与えるため決して無視できない部分です。
メリット②米国企業と比べて相対的に株価が割安になっている
2つ目のメリットは人気の米国企業に比べて日本企業は相対的に株価が割安です。
米国の企業は全世界の投資家から人気があります。
しかし、その人気の高さから株価が適正な水準を超えやすくなっています。
その点、日本株は企業価値の観点から考えると米国株より割安で購入することができるのです。
日本株の中にもグローバルに事業を展開している国際優良企業は数多くあります。高配当株投資においては財務優良な企業の株を割安で購入することが不可欠です。
メリット③株主優待制度により個人投資家は有利に投資ができる
3つ目のメリットは株主優待制度により個人投資家は有利に投資ができることです。
株主優待は日本独自の制度であり、海外ではほとんど見られません。配当金が入金されてもパソコンの画面上で数字が動くだけで実感が湧きにくいです。
対して、実際に商品が手元に届く株主優待はリアルな価値を実感しやすいです。
株主優待があることで株価下落時の精神安定剤にもなります。株主優待のよさを享受できるのは日本株の個人投資家の特権とも言えます。
どんな銘柄を買えば良い?長期投資に適した銘柄の選び方
高配当株投資の魅力について知ったところで、具体的にどのような銘柄を買えば良いのか気になりますよね。
どの企業に投資するかを決定する際に具体的な判断材料を持たずに感覚で投資していては安定したリターンを得ることは難しいです。
本書では、下記の3つの指標に着目するべきだと紹介されています。
①配当利回り
配当利回りとは、1年間の配当によるリターンが投資額の何%となるかを表したものです。
例えば、株価100円の企業が1株あたり1円の配当を出したとしたら、配当利回りは1%になります。
まず注意すべきは、配当利回りが高い=良いではないということです。
配当利回りは一定ではなく、株価が下がれば利回りは上昇し、上がれば利回りは下落します。
現在の配当利回りだけでなく、過去の配当金支払い実績や業績も加味して投資を実行していく必要があります。
②EPS(1株利益)
EPS(1株利益)とは1株あたりいくら儲けているのかという指標です。自分が買おうとしている銘柄が割安か割高かを読み解く上で重要になります。
1株あたり10円稼いでいるのであれば、株式が生み出すリターンは年10%となります。年間5円の利益であれば、リターンは年5%となります。
会社が公表する業績予想や過去の数字も確認することで、現在の株価が適正かどうかの判断ができるようになります。
③PER(株価収益率)
株価が1株利益の何倍かという指標です。
この指標が低いほど株価が割安であり、一般的には15倍程度が適正と言われています。
まずは10倍以下なら割安、20倍以上なら割高というイメージで事足ります。
「PER20倍以上の銘柄は買わない」というシンプルなルールを設けるだけでも、致命的な失敗を未然に防ぐことができます。
投資を継続できる仕組みを作ろう
長期配当投資では株の売買でなく受取配当金を増やしていくことに重点を置きます。
そこで重要になるのが、とにかく継続することです。そして、継続するためには「仕組み作り」が不可欠です。
本書では、無理なく仕組み化できる方法がいくつも紹介されています。
そのうちの4つを紹介します。
①見える化でモチベーションを保つ
投資を長く続けていくためには、資産形成が進んでいるという実感を持てるかどうかが重要です。
日々変動する株価を毎日見ていても神経をすり減らしてしまうだけ。
そこで、配当金が振り込まれた際には必ず記録をつけるようにし、受取配当金が増えていることを数値で確認できるようにしましょう。
記録をつけていれば着実に受取配当金が増加していることを実感でき、記録することが楽しみになってくるはずです。
②分散投資
「卵を一つのカゴに盛るな」という有名な投資格言があります。
投資の世界ではリスクとリターンは常に表裏一体です。
投資先企業だけでなく業種も分散させることで、リスクを低減することができます。
集中投資では、大きなリターンを得る可能性もありますが、取り返しのつかない失敗となる可能性もあります。
いずれにせよ長く時間をかけて着実に資産形成を行っていくことを目的としている投資初心者が検討するには値しません。
また、投資時期の分散も効果的です。初心者に一括投資はおすすめしません。株式投資を少しずつ体感して学びながらコツコツと継続しましょう。
③現金をクッションにする
株価の暴落が起こると「キャッシュ・イズ・キング(現金は王様」という文言を必ず目にします。
現金があることで暴落時でも精神的に安定しますし、逆に株価が安いところで買い増しができるので、ピンチをチャンスに変えることができます。
具体的には「自身の年齢と同じ数値の%」を現金として保有する方法がおすすめされています。
仮に100万円の投資資産があるとしたら、30歳の方の場合は30%の30万円を現金で確保するというイメージです。
④暴落時の対応を決めておく
株式市場において暴落は定期的に発生しています。
暴落時にパニックになり株式市場から退場させられるというのが、長期投資における最悪の事態です。暴落が起こった時にどうするかをあらかじめ決めておくようにしましょう。
例えば、下落率の高い銘柄を中心に株を買い増していくのもおすすめの手法です。過去の歴史を振り返れば、暴落時は絶好の買い場であったというケースがほとんどだからです
ゼロから配当投資をスタートするならどうする!具体的3ステップを紹介
これまでの内容を踏まえて、著者の長期株投資さんがゼロから配当投資をスタートするならという前提の3ステップを提示してくれています。
初心者はまず株式市場で生き残ることを最優先にしてください。
その上で給料日に投資資金を確保し、下記のステップで投資を進めていきましょう。
ステップ1 20銘柄を1株ずつ買う
まずは倒産可能性の極めて低い銘柄を中心に20銘柄を少しずつ買い集めていきましょう。
一気に買うことは避けて下さい。
生き残ることが最優先で、儲けるのはその後という意識で取り組みましょう。
また、株価のばらつきがあるため一つずつ銘柄を買い揃えて投資金額にバラツキが生まれます。そのバラツキを次のステップで解消していきます。
ステップ2 各銘柄への投資金額を均一に調整
ステップ1で購入したポートフォリオは、銘柄によって一株あたりの金額が違います。
その金額が均等になるように総額の少ない銘柄を少しずつ買い増していきましょう。
最終的に投資金額がほぼ均一に分散された株式ポートフォリオが完成します。
明確な投資目的を持たずになんとなく投資している個人投資家とは、すでに雲泥の差が生まれていることでしょう。
ステップ3 キャッシュを含めてポートフォリオを考える
ステップ2まで実践できれば、株式ポートフォリオはほぼ完成しています。
そこに一定金額を現金として残しておくことでさらに盤石の体制となります。
具体的には、「ご自身の年齢と同じ数値の%」の現金を常に保持しておくのです。株価暴落時の精神安定剤としての役割を果たしてくれることでしょう。
以上のステップでポートフォリオを構築できたら、あとは継続あるのみです。
長期投資家は株価の推移に一喜一憂せず、淡々と積み上げていきましょう。
【Youtubeで要約】オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資
Youtubeで楽しみながら要約を知りたい方は、Youtubeで本書を纏めている方の動画を観るのでも、勉強になります。
【特撮と投資】ルネ岩田
「オートモードで月に18.5万円が入ってくる高配当株投資①」
ゆるぐだ投資
【富をもたらす切り札】オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資
聞いてわかる投資本要約チャンネル
【高配当入門】オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!を解説【マネーマシンの作り方】
【とある仕事アニメ】まなぶっく
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【お金 書籍/本 解説/要約】『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』著者:長期株式投資 さん (約11分)
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【長期投資家必見】オートモードで月に18.5万円入ってくる高配当株投資の著者「長期株式投資さん」に学ぶ下落相場の心得
まとめ
本書では、長期株投資さんが投資額5万円からコツコツと投資を継続し、年間配当金200万円以上を達成するまでに得た知識がふんだんに紹介されています。
その中でもこの記事では、以下の4点に絞って本書の内容を紹介しました。
- 日本高配当株の魅力!なぜ米国株ではなく日本株を買うのか?
- どんな銘柄を買えば良い?長期投資に適した銘柄の選び方
- 投資を継続できる仕組みを作ろう
- ゼロから配当投資をスタートするならどうする!具体的3ステップを紹介
著者の長期株投資さんも投資を始めた当初は失敗続きだったそうです。
本書を読むことで、長期株投資さんが18年以上の投資人生で身につけた、相場を生き抜くための最低限の知識が身につきます。
記事の中では割愛しましたが、本書の中では具体的な銘柄名も多数紹介されていますので、興味がある方はぜひ手に取ってみて下さいね。
本書を読んで、自分が働かなくても資産がお金を生んでくれる夢の配当金生活を目指しましょう!

