子ども1人に1,000万円はかかると言われる教育費。
資金をつくる手段として「つみたてNISA」を考える人もいるでしょう。
しかし、運用期間や人生設計によっては、必ずしも「つみたてNISA」が適切とは限りません。
そこで今回は教育費の対策として「つみたてNISA」が向いている家庭について紹介します。
1.子どもがまだ小さい

お子さんは今何歳でしょうか?
「つみたてNISA」は子どもがまだ小さくて、15年以上運用する予定の人に向いています。
20年という長いスパンの積立投資によってリスクを抑えつつ、利益が出やすい仕組みになっています。
短期で解約してしまうと長期運用による複利効果が期待できません。
つまり、子どもが3歳くらいならおすすめですが、中学生や高校生ならあまりおすすめできないのです。
大学進学が15年以上先の家庭には「つみたてNISA」が向いていると言えます。
2.ライフプランがまだ固まっていない

ライフプランがまだ固まっていないなら「つみたてNISA」は使い勝手がいいでしょう。
できれば長期運用したいところですが、いつでも解約が可能です。
他の投資、例えば「iDeCo」は60歳まで引き出せません。
「つみたてNISA」なら好きなタイミングで現金化できます。
- 子どもが増えた
- 家を購入した
- 車を買い替えた
「つみたてNISA」を教育費として積立しておき、どうしてもお金が足りないときには解約してもいいのです。
3.リスクを取ってでも効率的に貯めたい

「つみたてNISA」は投資の一種なので、元本割れのリスクがあります。
子どもの大学入学前など、資金が必要な時に大きく元本割れするケースも考えられます。
少しでもリスクは抑えたいなら学資保険の方が向いているでしょう。
しかし、リスクを取ってでも高い利回りを狙いたいなら「つみたてNISA」を選びましょう。
年間40万円を限度に最長20年間積立できますが、夫婦それぞれで利用できます。
実質年間80万円を投資して、子どもが大きくなるまで解約しなければ、教育費を増やせる可能性がグッと高まります。
「つみたてNISA」を活用すれば、十分な教育費を準備できるでしょう。
まとめ
今回は教育費の対策として「つみたてNISA」が向いている家庭について紹介しました。
- 1.子どもがまだ小さい
- 2.ライフプランがまだ固まっていない
- 3.リスクを取ってでも効率的に貯めたい
子ども1人あたり1,000万円はかかりますから、教育資金は早めに準備しておきたいところですよね。
条件にひとつでも当てはまるようなら、「つみたてNISA」を検討してみてくださいね。
もっと詳しく「つみたてNISA」の仕組みについて知りたい方は【つみたてNISA】初心者でも特徴が分かるように仕組みをわかりやすく解説【始め方】を読んでください。