引っ越し先を探すとき、「家賃はいくらまでにしよう?」と困ってしまいますよね。
家賃は毎月大きな金額を支払うことになるので、適当に考えるとあとで生活が苦しくなってしまいます。
子どもの大学費用が貯金できなかったり、老後資金が積立できなかったりすることも…。
収入に対してどのくらいの割合を家賃として使うか、をしっかり考えたいところです。
そこで今回は引っ越す前に知っておきたい、家賃の目安について紹介します。
家賃は年収ではなく手取りで考える

「家賃目安は年収で考える」という話、聞いたことがありませんか?
これは半分正解で、半分間違いです。
年収ではなく手取りで考えないと、家賃の負担が思った以上に大きくなります。
自由に使えるお金は年収ではなく手取りの金額ですよね。
額面の約20%が所得税や住民税などで天引きされるので、300万円なら235万円、400万円なら312万円となります。
家賃は手取りに対して20〜25%に抑えておくと、家計を圧迫せずに済むでしょう。
ファミリーは世帯主の手取りから計算する

家族で住む場合、何かあったときにも困らないよう、世帯主の手取りから計算しましょう。
「夫と妻の手取りを合算した金額の20〜25%でもいいのでは?」と思うかもしれません。
ちょっと考えてみてください。
- 出産・育児で妻が働けない
- コロナの影響で収入が大幅に減る
- 子育て費用・学費を積立したい
このような場合でも最初から1人分の手取りから計算しておけば、支払いで困らないはず。
夫婦で話し合って、家賃の予算を考えてみましょう。
年収・手取りと家賃目安

年収・手取りと家賃の目安(25%)を表にしました。
年収 | 手取り | 家賃目安 |
300万円 | 250万円 | 5万円 |
400万円 | 320万円 | 6.7万円 |
500万円 | 390万円 | 8万円 |
600万円 | 460万円 | 9.5万円 |
700万円 | 520万円 | 10.8万円 |
手取りで計算した家賃目安で、住めるエリアや条件がおおよそ分かりますよね。
あくまで目安なので、住環境にはこだわりたいなら、家賃の割合を上げて他の固定費を下げてもよいでしょう。
「どのような家に住みたいか?」「優先順位は?」など家族で話し合って、納得できる賃貸を探したいですね。
まとめ
今回は引っ越す前に知っておきたい、家賃の目安について紹介しました。
毎月支払いが発生する家賃は大きな出費になります。
収入に見合わない家を借りてしまうと、生活が苦しくなるかもしれません。
後悔しないよう、手取りから適正家賃を計算してみてください。
例えば年収400万円なら手取りは320万円で、家賃目安は6.7万円になります。
無理のない家賃を知って、余ったお金を養育費・老後資金にまわしてみませんか?