クラウドソーシングサイトは、副業やスキマ時間を有効活用するために便利なサービスです。
しかし、初めてクラウドソーシングサービスを利用する場合「どのサイトを利用すれば良いか分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は初心者におすすめしたいクラウドソーシングサイトを7選ご紹介しながら、それぞれの特徴や手数料なども比較していきます。
クラウドソーシングサービスを利用しようか検討中の方
自分に合ったクラウドソーシングサイトが分からなくて困っている方
クラウドソーシングサービスの種類について知りたい方
クラウドソーシングサービスのメリットやデメリットを知りたい方
これからフリーランスとして活動していきたい方はもちろん、副業やお小遣い稼ぎをしてみたい主婦・学生・サラリーマンの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!
クラウドソーシングサービスとは?
クラウドソーシングサービスとは、「Crowd(群衆)」と「Sourcing(業務委託)」をかけ合わせた言葉で、インターネットを通じて仕事を発注したい方と受注したい人を効率良く繋げるサービスです。
そのためフリーランスの方はもちろん、学生・主婦・ビジネスマンの登録も多く、副業やお小遣い稼ぎをしたい方におすすめです。
仕事を発注したいクライアント側は「必要な時に仕事を依頼できる」というメリットがあるため、人件費などの削減になる傾向があります。
そして、仕事を受注したいワーカー側は「時間や場所に縛られずに働ける」というメリットがあるので、子育て中の方やスキマ時間を有効活用したい方は登録をして損はないサービスです。
クラウドソーシングサービスは、実績や経験のある方だけでなく、未経験者や初心者の方でもできる案件が多数あるので、自分に合ったジャンルを見つけてみてくださいね!
クラウドソーシングサービスの種類

クラウドソーシングサービスは、大きく分けて以下の2種類に分けられます。
- 総合型
- ジャンル特化型
まずは、自分の受注したいジャンルに合わせて「総合型」か「ジャンル特化型」を選んでみましょう。
「総合型」か「ジャンル特化型」かを決めておくと、自分に合ったサイトを絞りやすくなるのでおすすめです。
それでは、それぞれの違いについて見ていきましょう!
総合型
「総合型」は、幅広いジャンルの案件を保有しているクラウドソーシングサービスです。
総合型のクラウドソーシングサービスは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などが代表格と言えるでしょう。
まだクラウドソーシングサービスを利用した経験がない方、どんな案件があるのか分からない方、幅広いジャンルに仕事にチャレンジしたい方であれば、総合型のクラウドソーシングサービスがおすすめです。
ジャンル特化型
「ジャンル特化型」は、ライティング・翻訳・WEB関連など、特定の分野に特化しているクラウドソーシングサービスです。
特定の分野に特化しているため、質の高い案件を獲得できたり、総合型には無い案件を保有していたりするメリットがあります。
ジャンル特化型のクラウドソーシングサービスは、既に実績がある方や専門知識・スキルを持っている方におすすめですが、サイトによってどのジャンルに特化しているのかが全く異なります。
そのため、クラウドソーシングサービスを利用する前に必ず「自分が受注したいジャンルがあるか」をチェックしてから登録するようにしましょう!
【総合型】おすすめしたいクラウドソーシングサイト5選
ここでは、総合型クラウドソーシングサイトのおすすめを5つご紹介します。
それぞれ依頼形式や手数料などを比較しながら、自分に合ったクラウドソーシングサービスを見つけてみてくださいね。
それでは、順番に見ていきましょう!
CrowdWorks(クラウドワークス)

「CrowdWorks(クラウドワークス)」は、業界NO.1のワーカー数・国内シェア・取引額を誇っているクラウドソーシングサービスです。
クラウドワークスで取り扱っている仕事カテゴリーは200種類以上、利用企業数は76万社以上あります。(2022年6月時点)
未経験者や実績が少ない方でも簡単に作業ができるタスク形式から、プロ向けの案件まで保有しているため、どんな方でもスムーズに希望する案件を見つけられるでしょう。
《受注できる仕事カテゴリの例》
- システム開発
- ホームページ作成・WEBデザイン
- 動画・映像・アニメーション
- ビジネス・マーケティング・企画
- デザイン
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- ネーミング・アイディア
- 翻訳・通訳サービス
《依頼形式》
- プロジェクト形式
- コンペ形式
- タスク形式
《手数料》
システム手数料は、契約金額に応じて5〜20%と異なります。
ただしタスク形式のシステム手数料は、一律で20%です。
※手数料に関する詳細はこちら

Lancers(ランサーズ)

「Lancers(ランサーズ)」は、2008年に設立された満足度・運用実績NO.1のクラウドソーシングサービスです。
仕事カテゴリーは350種類以上あるため、会社勤めの方・主婦の方・フリーランスの方など幅広い個人が自分に合ったジャンルの案件を見つけられる特徴があります。
ランサーズには「認定ランサー」という制度もあり、認定されると検索条件が良くなったり、クライアントから案件獲得がしやすくなったりなどのメリットがあります。
《受注できる仕事のカテゴリ例》
- デザイン制作
- 事務・コンサル・専門職
- 写真・動画・ナレーション
- ライティング・ネーミング
- システム開発・運用
- 翻訳・通訳
- データ入力
- タスク・作業
《依頼形式》
- プロジェクト形式
- コンペ形式
- タスク形式
《手数料》
システム手数料は、契約金額に応じて5〜20%と異なります。
※手数料に関する詳細はこちら
coconala(ココナラ)

「coconala(ココナラ)」は、ビジネスからプライベート利用まで、自分の知識・スキル・経験を気軽に売り買いできるスキルマーケットです。
ココナラ内のサービスは、すべてオンライン上で完結するため、時間や場所を問わず自分のライフスタイルに合わせて行えます。
購入・販売でのお金のやりとりもココナラが仲介しているので、トラブルが少なく初心者でも安心して取引ができるのも魅力です。
ココナラと他のクラウドソーシングサービスと違う点は、自分の「得意」をサービスとして出品するため、サービス価格を自分自身で設定できる部分です。
テキスト・ビデオチャット・電話・コンテンツなど、さまざまな働き方が可能なため、あなたのアイディア次第で大きく稼げる可能性もあるでしょう。
《出品できるサービス例》
- イラスト・漫画
- デザイン
- ライティング・翻訳
- 占い
- IT・プログラミング・開発
- 悩み相談・恋愛相談・話し相手
- 住まい・美容・生活・趣味
- マネー・副業・アフィリエイト
《依頼形式》
ココナラには、特に依頼形式はありません。
《手数料》
出品者の手数料は、一律22%発生します。
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JOBHUB(ジョブハブ)

「JOBHUB(ジョブハブ)」は、東証一部上場の人材派遣会社「パソナグループ」が運営するクラウドソーシングサービスです。
ジョブハブの最大の魅力は、「ワーカー側のシステム手数料が無料」ということです。
さらにジョブハブでは、クラウドソーシングサービスだけでなく、自分の条件に合う案件のオファーが受けられる「アウトソーシングサービス」も提供しています。
アウトソーシングサービスも行うことで、大手企業の仕事に参加できたり、特定の企業と継続した仕事ができたりするメリットがあります。
そのため、フリーランスや個人事業主の方・スキルアップをしたい方におすすめのクラウドソーシングサービスと言えるでしょう。
《受注できる仕事のカテゴリ例》
- システム開発・プログラミング
- 設計・構築
- デザイン・クリエイティブ
- セールス・マーケティング
- ライティング・翻訳
- データ入力・加工
《依頼形式》
- エキスパート(プロジェクト形式と同じ内容)
- コンペ
《手数料》
ワーカーの手数料は、無料です。
(その代わり、発注者が報酬の10%のシステム手数料を負担)
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Shufti(シュフティ)

「Shufti(シュフティ)」は、スキマ時間で気軽にお小遣い稼ぎをしたい方や、これまでの経験を活かして在宅ワークをしたい方、スキルや経験に自信のない主婦の方などにおすすめしたいクラウドソーシングサービスです。
ハッシュタグ機能で、自分に合った仕事をワンクリックで検索できるため、在宅ワークが初めての方でも案件を獲得しやすい傾向があります。
また、在宅ワーク以外にも「シュフティ外出」という独自のカテゴリが存在します。
「シュフティ外出」は、覆面調査・展示会場撮影・インタビュー・空き家情報収集など、他のクラウドソーシングサービスにはないカテゴリがある点もユニークです。
1件につき10分程度の案件も豊富にあるので、「無理のない範囲で簡単にお小遣い稼ぎがしたい…!」という方は、ぜひ登録してみてはいかがでしょうか?
《受注できる仕事のカテゴリ例》
- データ入力・商品登録
- ライティング
- 翻訳
- ロゴ・バナー作成
- デザイン・写真・動画
- WEB制作・WEBデザイン・開発
- シュフティ外出
《依頼形式》
- プロジェクト形式
- タスク形式
《手数料》
ワーカーは、契約金額の10%がシステム手数料となります。
※手数料に関する詳細はこちら
【WEB特化型】おすすめしたいクラウドソーシングサービス2選
次に、ジャンル特化型クラウドソーシングサイトをご紹介します。
ジャンル特化型には、WEB・ライター・翻訳・デザイン・イラストなどに特化したサイトがあるので、自分が受けたいジャンルに合わせて選んでいきましょう。
ここでは、比較的初心者でも利用しやすい「WEB」に特化したクラウドソーシングサービスを2つご用意しました。
こちらでも総合型と同様に、依頼形式や手数料を比較していきましょう!
Bizeeek(ビズシーク)

出典:Bizeeek(ビズシーク)
「Bizeeek(ビズシーク)」は株式会社アイランドが運営する、WEBに特化したクラウドソーシングサービスです。
ビズシークの最大の強みは、システム手数料が業界最安値であることです。
システム開発やデザイン制作はもちろん、WEBライティングや軽作業まで、全部で50種類以上のWEB関連のお仕事を保有しています。
他のクラウドソーシングサービスに比べると、登録しているワーカー数が少ないため、条件の良い案件でも比較的採用倍率も低い傾向があります。
ビズシークは2013年にスタートした新しいクラウドソーシングサービスなので、登録するならライバルの少ない今がチャンスでしょう!
《受注できる仕事のカテゴリ例》
- システム・アプリ開発
- WEBデザイン
- グラフィックデザイン
- ライティング
- 軽作業
《依頼形式》
- プロジェクト形式
- コンペ形式
《手数料》
ワーカーが案件を受注した契約金の5〜10%がシステム手数料となります。
※手数料に関する詳細はこちら
Craudia(クラウディア)

「Craudia(クラウディア)」は、レンタルサーバー・ドメイン取得サービス・無料ホームページ作成サービスなどのさまざまな事業を展開している「株式会社エムフロ」が運営しているサービスです。
このように、さまざまな事業の実績がある企業のため現在の会員数は、100万人以上と国内最大級の登録者数を誇っています。(2022年6月時点)
クラウディアでは、運営元がWEB関連の事業を展開しているからか、WEB制作やWEBデザインなどのIT系の仕事が多い傾向です。
IT系のジャンルで仕事を受けたいという方は、ぜひ「クラウディア」に登録してみてはいかがでしょうか?
《受注できる仕事のカテゴリ例》
- WEBサイト・HP作成・運用管理
- システム開発・運用
- デザイン作成
- ライティング(記事作成)・翻訳
- タスク・軽作業・事務
《依頼方式》
- プロジェクト方式
- 時間制方式
- コンペ方式
- タスク方式
《手数料》
ワーカーのシステム手数料は、契約金額に応じて3〜15%となります。
ただし時間制方式のシステム手数料は、一律で10%です。
※手数料に関する詳細はこちら

クラウドソーシングサービスのメリット

ここでは、クラウドソーシングサービスを利用するメリットをご紹介します。
具体的なメリットは、以下の3つです。
- 好きな時間に働ける
- 好きな仕事を選べる
- 働く場所を問わない
それでは、順番に見ていきましょう!
好きな時間に働ける

メリット1つ目は、「好きな時間に働ける」ということです。
クラウドソーシングサービスは、自分のライフスタイルに合わせて稼働時間を決められるため、スキマ時間を有効活用したい方には便利なサービスです。
\クラウドソーシングサービスがおすすめの方/
- 平日はビジネスマンとして働き、休日や帰宅後は副業をしたい方
- 子供が寝ている時間を活用して、お小遣い稼ぎをしたい方
- 通勤中の時間がもったいないと感じる方
このように、「自分のライフスタイルに合わせて効率良く収入が欲しい…!」という方は、クラウドソーシングサービスに登録して損はないでしょう。
好きな仕事を選べる

メリット2つ目は、「好きな仕事を選べる」ということです。
クラウドソーシングサービスでは、専門的なジャンルから未経験者でもできる案件まで幅広いジャンルを保有しています。
そのため、やりたくない仕事はせずに、伸ばしたいスキルや得意分野など自分のやりたい案件を選べるメリットがあります。
あなたの得意分野を上手に活かせれば、クライアントからの評価が上がり、報酬アップにも繋がりやすくなります。
ぜひクラウドソーシングサービスを使って、自分が納得できる案件だけを選んで、自分の得意分野を有効活用させましょう!
働く場所を問わない

メリット3つ目は、「働く場所を問わない」ということです。
クラウドソーシングサービスでは、契約・納品・支払いなどすべての工程がインターネット上で完結するため、インターネットに繋がる環境さえあれば、どんな場所でも働けるメリットがあります。
そのため、実家に帰省中の時・旅行の時・ケガや病気で外出ができない時でも、業務に支障をきたさずに働ける魅力があります。
クラウドソーシングサービスは、通勤時間や通勤に伴う支度時間を節約したい方や自分の好きな場所で仕事がしたい方にとって、画期的なサービスでしょう。
クラウドソーシングサービスのデメリット

次に、クラウドソーシングサービスのデメリットについて解説していきます。
具体的なデメリットは、以下の3つです。
- 手数料が発生する
- 条件が良い案件には応募が殺到する
- 悪質クライアントがいる
クラウドソーシングサービスを始める前に、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことで、失敗やトラブルが少なくなります。
これからクラウドソーシングサービスのデメリットについて詳しくご説明するので、必ずチェックするようにしましょう!
手数料が発生する

デメリット1つ目は、「手数料が発生する」ということです。
クラウドソーシングサービスのサイトによって異なりますが、一般的には報酬金額に応じて10〜20%ほどの手数料がかかってしまいます。
そのため、契約金額がそのまま支払われるわけではなく、「契約金額から手数料を引いた金額が実際に振り込まれる金額」なので注意しましょう。
条件が良い案件には応募が殺到する

デメリット2つ目は、「条件が良い案件には応募が殺到してしまう」ことです。
クラウドソーシングサービスはユーザー数が多いため、条件が良い案件には応募者が殺到し、「募集人数5人の案件に応募者100人以上」というケースも少なくありません。
当然、100人以上の募集の中で採用された5人は、実績やスキルのある方が採用される傾向にあるので、未経験者の方や初心者の方は「案件をなかなか獲得できない…」と悩む方も多くいるでしょう。
なかなか案件を獲得できないと悩んでいる方や、未経験者や初心者の方は、低報酬の案件で実績を増やすことをおすすめします。
条件の良い案件は応募者が殺到しやすく、競争率が激しいため、ある程度実績を増やしてから応募してみるのが良いでしょう!
悪質クライアントがいる

3つ目のデメリットは、「悪質クライアントがいる」ということです。
もちろん、クラウドソーシングサービスを利用しているクライアントは、基本的に良識のある方がほとんどです。
しかし、中にはタダ働きさせようとしているクライアントや、規約違反をするクライアント、詐欺やマルチ商法の勧誘などするクライアントなども多く存在するので注意が必要です。
それでは、どのようなクライアントに注意すべきなのかをご紹介します。
\注意すべきクライアントの特徴/
- 仮払前に作業を依頼してくる
- 直接取引をもちかけてくる
- 外部のサイトに登録するように指示される
- 契約後に作業内容を変更する
- クライアントの評価が悪い
もしも、上記のような悪質クライアントにあたってしまったら、「怪しい」と思った時点で取引を中止するようにしましょう。
そのまま案件をこなしていると、クラウドソーシングサービスの規約違反で、あなた自身のアカウントが今後使えなくなる可能性もあります。
このように、クラウドソーシングサービスのクライアントの中には「悪質クライアント」がいるので、だまされないように注意しながら利用をしましょう!
まとめ

今回は、初心者におすすめしたいクラウドソーシングサイトを7選ご紹介し、クラウドソーシングサービスのメリットやデメリットについて解説していきました。
クラウドソーシングサービスには「総合型」と「特化型ジャンル」の2種類に分かれており、自分の受注したいジャンルに合わせて選んでいくのがおすすめです。
もしも、まだクラウドソーシングサービスを利用したことがない方やジャンルが決まっていない方は「総合型」が良いでしょう。
本記事でご紹介した、クラウドソーシングサイトは以下の7種類です。
\総合型のクラウドソーシングサービス/
\WEB特化型のクラウドソーシングサービス/
それぞれの特徴や手数料についても比較したので、ぜひ参考にしながら、自分に合ったクラウドソーシングサイトを見つけてみてくださいね。
クラウドソーシングサービスは、契約金額からシステム手数料が引かれてしまうデメリットがありますが、その代わりサポートが充実しているため、初心者でも安心して取引が可能です。
クラウドソーシングサービスを初めて利用する方は、さまざまなサイトの「受注できるジャンル」「依頼形式」「手数料」などを比較しながら、自分のライフスタイルに合った案件を探してみてくださいね。
